初動負荷トレーニングとは?特徴や効果を解説

初動負荷トレーニングとは?

初動負荷トレーニングという聞きなれないトレーニング法をご存知でしょうか?きついトレーニング方法なのでは?と一瞬思ってしまいますが、実はそうではないのが初動負荷トレーニングです。記事の後半で紹介しますが、このトレーニングをしているアスリートは年齢を重ねても高パフォーマンスを続けています。
筋力、柔軟性、敏捷性に衰えを感じさせないためにも初動負荷トレーニングについて知識を深めていきましょう。

初動負荷トレーニングとは?

初動負荷トレーニングについて解説
フィットネスコーチであり、B.M.L.T.生命医科学研究所所長の小山 裕史(こやま やすし)氏が1994年に提唱した世界的に注目を集めるトレーニング理論で、専用のマシンを使用することで(マシンはトレーニングに必須ではないがマシンだとフォームが正しく再現可能)反射機能の促進、神経筋制御の向上により柔軟性と強さ、しなやかな動きの獲得、スピード、加速度の向上、機能的純粋パワーを期待することが出来るトレーニングです。

ポイント
身体・筋肉をリラックスさせた状態で神経と筋肉の機能(反射)を向上させるトレーニング

初動負荷トレーニングの特徴

初動負荷トレーニングの特徴
初動負荷トレーニングは、神経と筋の機能にフォーカスして、それらの協調性や相互作用を高めることを可能にすることで、しなやかで精緻な動作を追究・獲得できるところが特徴です。

また、筋出力を高めながらも、身体への余分な負担が少ないため、安心してトレーニングすることが出来、リハビリの現場でも取り入れられています。

その為、トレーニングの目的も競技力の向上から、健康・体力の維持増進、生活習慣病をはじめとする各種疾患の予防、シェイプアップ、故障等からの機能改善など多岐にわたり、アスリートだけでなく、女性や、子供、高齢者の方など幅広い層が行うことのできるトレーニングです。

参考:ワールドウィングギオン

初動負荷トレーニングの効果

初動負荷トレーニングの効果

初動負荷トレーニングの特徴でも記載したように、性別年齢問わず広い層でトレーニングすることが出来るのでざっと上げただけでもこれだけの効果が期待できます。

  • 神経筋機能の促進

  • 筋の柔軟性・弾力性向上

  • 血流や代謝の促進

  • 老廃物や疲労物質の除去

  • 疲労の回復

  • 血糖値の安定性

  • 関節可動域の拡大

  • 身体の歪みの矯正

  • 関節や筋肉のストレスの除去

  • スポーツなど競技場面における瞬発力やパワーの向上

  • 怪我や故障の予防・改善

  • さまざまな疾病の予防・改善

その他にも急激な心拍数の上昇や、強制的な血圧の上昇を招かないという効果もあります。

参考:ワールドウィングギオン

初動負荷トレーニングを取り入れているスポーツ選手

初動負荷トレーニングを取り入れているスポーツ選手

多くのアスリートが初動負荷トレーニングを取り入れているので一部ですが記載します。

イチロー…プロ野球
山本昌…プロ野球
岩瀬仁紀…プロ野球
斎藤佑樹…プロ野球
内川聖一…プロ野球
三浦知良…プロサッカー
本田圭佑…プロサッカー
杉山愛…プロテニス
村田諒太…プロボクシング
青木功…プロゴルフ
横峯さくら…プロゴルフ

ざっと上げただけでも多くの一流選手が初動負荷トレーニングを行っていることがわかります。
そして、一つの特徴として初動負荷トレーニングを取り入れているアスリートが各種目ではベテランもしくはベテラン以上の年齢までプレーできているというのも初動負荷トレーニングのおかげかもしれません。

初動負荷トレーニングが体験できるジム

初動負荷トレーニングが体験できるジム
ここまで記事をお読みになった方で初動負荷トレーニングを体験してみたいという方もいるかと思います。
初動負荷トレーニングは自宅で自分で行うことも出来るのですが、やはり専門のスタッフから専用のマシンを使って正しいフォームで行うのが一番だと効果的だと思います。

そして、このマシンが設置されている初動負荷トレーニング指導提携施設で初動負荷トレーニングを体験することが可能です。

初動負荷トレーニング指導提携施設の一覧に関しては、一覧にあたるものが見当たらなかったので「初動負荷トレーニング 地名」で検索してみると近くの施設が見つかると思います。

初動負荷トレーニングのまとめ

初動負荷トレーニングのまとめ
自身のトレーニング哲学を持つイチロー選手も専用のマシンを自宅や本拠地球場に完備しているほど、アスリートのパフォーマンス向上につながっている初動負荷トレーニングは、スポーツ選手の現役年齢も徐々に上がってきている人生100年時代と言われる現代において、益々注目を集めるトレーニングなのではないでしょうか?

※記事の内容は「初動負荷トレーニング」に関するリサーチを参考に管理人の見解を加えて編集したものであり、成果や効果を断言するものではありません。