現在、看護師としての仕事に何か不満や不都合があって転職したいと思っていても、なかなか行動に移せない、勇気がでないという人は多いのではないでしょうか。
- 面倒くさい
- どうすればよいのか分からない
- 転職活動がうまくいくのか不安
など、自分をごまかしていては、いつまで経っても新しい環境、新しい未来を手に入れることはできません。
私の経験上、転職活動は、始めてしまえば意外と早く自分に合った職場が見つかることや、振り返るとあの時の転職はうまく行かなかったが今考えると糧になることばかりです。
そのため、転職には、まずは一歩、実際に行動に移す勇気が必要です。
本記事、看護師が転職を決めた時に行動に移す勇気を出すための方法について話していきます。
数年後のなりたい自分を思い浮かべる
現状への不満や不都合を言っているだけでは、ただ現状から逃れたいという気持ちだけで、なかなかその先へ進みにくいです。
しかし、「5年後・10年後にどんな自分でいたいか」「どんな仕事をしていたいか」ということを考えてみましょう。
具体的に考えてみると、現状を離れることが目的ではなく、将来像に近づくことが目的ということ、そのために
- 現状を離れるべきなのか
- 留まり仕事を頑張るべきなのか
などが見えてくるはずです。
そうすると、目標が明確になるので前向きに転職に対する勇気も沸いてきます。
「看護師キャリアアップ」から、様々な看護師たちがキャリアアップを目指した体験談を執筆しています。
是非参考にしましょう。
映画鑑賞や本を読むこともおすすめ
転職に勇気を持つために、映画鑑賞や本を読んで、その人の生き方や考え方に共感して動くこともお勧めです。
人生観が変わったと思える映画や本にでえたら良いですね。
「看護師にオススメの本」のご紹介もしていますので、こちらも確認してください。
転職したい理由を書き出してみる
転職に勇気が出ない場合、「転職したい理由」を書き出し、客観的に見てみることも大事です。
案外、客観的に見ると、
- 転職すべきなのか
- 私はこんなことで悩んでいたのか
- この悩みであれば転職は必然だ
と自身を持って転職活動に取り組むことが可能です。
簡単なメモに書き出すだけで良い
自己分析やキャリアシートなどと思うから、面倒くさくなります。
スマートフォンのメモ帳などに、時間があるときに書き出してみましょう。
1日で書き出すのではなく1週間ぐらいで項目を追加して書いていると客観的に見ることが出来ます。
転職しない場合、後悔したことを考える
転職しない場合、後悔したことを考える。
こちらも書き出してみることで効果があります。
例えば、
- 転職しないと後悔すること
- 転職したら後悔すること
など、両面から確認することが大切です。
「転職しないと後悔してしまうかもしれないこと」が分かることで、行動に勇気が持てます。
だれでも、「後悔はしたくない」と思うのではないでしょうか。
転職を失敗したからといって人生終わるわけではない
転職を失敗したからといって人生終わるわけではないです。
しかしながら、転職を失敗した場合、確かにリスクがあります。
それは、
- キャリアが傷つく
- 転職を繰り返してしまう
- 気持ちが落ち込む
などのことが考えられます。
しかし、転職を失敗したからといって、あなたの人生も、あなたの看護師としての生き方も終わるわけではありません。
失敗から多くのことも学ぶことが出来ますし、失敗があるから成功があります。
成功の反対は失敗ではない
成功の反対は失敗ではありませんね。
「行動しないこと」が成功の反対です。
そのため、恐れることは行動をしないことです。
転職する気持ちを人に言ってみる
転職したい、という気持ちを人に話してみることで既成事実を作り、自分を追い込み、必然的に転職の勇気を持てる方法です。
人に宣言した以上、行動を起こさなければ口だけの人間と思われてしまうので、一歩を踏み出すきっかけになります。
転職先が決まるまでの間、転職活動中の悩み相談などもしやすくなりますし、自分を応援してくれる存在があることは精神的に強くなるので、転職することを心に決めているならこの方法は有効的です。
伝える相手に注意しよう
特に同僚の看護師ではなく医師や薬剤師、理学療法士、臨床工学技士など、看護師以外の医療関係者に言ってみると、意外にも応援が多く貰えることでしょう。
純粋にあなたのこれまでの働きぶりを賞賛してくれて、やりたいことを叶えられるよう応援してくれることが多いのです。
一方、同僚看護師の中には、
「あなたが辞めたら残された私達の負担が大きくなる」
「自分だけ抜け駆けするのは許さない」
など良く思われないこともあるので、伝える相手は信頼できる人にしましょう。
看護師求人を検索してみる
看護師求人を検索してみると、様々な求人の具体的な勤務内容や職場情報を知ることができます。
自分が勤める職場と条件が大きく異なる職場もあるかもしれません。
そのような情報を得ると、新しい職場で働く自分をイメージすることができ、そのような自分になりたい、と強く思うようになり、転職への勇気が沸いてきます。
すると、自発的に次の行動に移すことができるでしょう。
看護師専用の転職サイトに登録してみる
自分で看護師求人を検索するのが面倒だと感じる人におすすめなのは、転職サイトに登録する方法です。
最近の看護師転職サイトは、ほとんどがサイト上のフォーマットに簡単な情報を入力するだけですぐに登録が完了します。
その後、担当者からの電話に対応して詳しい希望条件を話す必要はありますが、担当者が条件に合った求人を探して提案してくれます。(もちろん、断ることも可能です)
転職がトントン拍子に進んでいく
自分一人で膨大な情報から探す必要がなく、吟味されて提案されたものを選択をするだけで良いですし、選択をしてしまえば施設見学・説明会・面接等のスケジュールもトントン拍子で決まってしまいますから、自分だけで頑張って勇気を出さなくても、どんどん物事が進んでいきます。
転職サイトの担当者がある程度道筋を作ってくれることはお任せしていられる気楽さがあり、転職への不安やキャリアの相談などについても担当者が受けてくれるのは大きなメリットなので、不安が強い方や忙しい方にもまずは登録してみることをおすすめしたいです。
転職サイト選びには注意しよう
看護師転職を斡旋する会社は、私の調べでは50社以上全国に存在しています。
そのため、看護師にとって良い転職会社もあれば、悪い(良くない)転職会社も存在するのが実情です。
どの転職サイト選び、登録するかは注意しておきましょう。
実際に転職をした友人や同僚に話を聞いてみる
実際に転職を果たした友人や同僚がいれば、転職してどう変わったかというリアルな話を聞くのも良いでしょう。
現在の仕事を退職して、
- 本当に希望に合う転職先が見つかるのか
- 転職してみてやっぱり元の職場の方が良かったと後悔しないか
など不安がある人にはとても効果的な方法です。
「転職をした後の方が生き生きと働いているな」と感じると、自分もそうなりたいと憧れて勇気が出たり、逆に焦りを抱いたりして行動を起こしやすくなります。
こちらは「看護師の転職や仕事内容をインタビューしている記事」です。合わせて確認もしてください。
働きながら転職活動をしてもいい
「看護師の転職活動は、退職を決めてからでないとできないと思っていませんか?」
実際に、退職の希望を伝えても、なかなか了承されず退職希望日よりも延長して働き続けている人は多いかもしれません。
「退職できなければ次の職場へ入職できる予定が立たないから、転職活動も始められない」と思ってしまいますよね。
しかし、働きながらでも転職活動は始められますし、退職の意思を上司に伝える前から密かに転職活動をしている人がほとんどです。
少しずつ初めてください
求人を検索して情報収集してみたり、転職サイトに登録してみたり、できることから少しずつ始めてみて良いのです。
転職サイトでは、すぐには退職できそうにないということを担当者に伝えれば、採用側と交渉してくれることもあります。
看護師の転職まとめ
現在の仕事を辞めることと、転職活動をするということはとても勇気がいることですし、労力がかかります。
しかし、是非勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
自分が働きやすい環境や自分のやりたいことができる職場に出会えることができて、今抱いているもやもやした気持ちはきっとすっきりできるでしょう。