看護研修学校に合格した方法【認定看護師を目指す方へ認定看護師 解説】

女性医師

認定看護師などの資格を取得するためには研修学校に卒業し、国家試験のように試験を突破しなければなりません。勉強するのも、時間を確保するのも大変です。

なんとか効率の良いやり方はないかと、当時とても考えていました。

本記事はそんな認定看護師を目指す方に、入学試験までに私が行ったことについて話していきたいと思います。

参考にしてもらえれば幸いです。

入学までに行った情報収集

情報収集
あくまで“受験をする”ですので、知りたい情報は問題の傾向と各研修学校の合格率でした。

ですので、情報収集として確認した内容は、

  1. 入学試験の過去問
  2. どの研修学校が入りやすいか

でした。

そして確認したい相手は、実際に研修学校の受験に合格した、認定看護師の資格を取得している方でした。

しかしながら、当時身近には認定看護師の資格を取得している方はいませんでした。

ですので、メーカー企業主催の勉強会や認定看護師が地域で行っている勉強会に参加しました。

話しかけるのも勇気がいりましたが、知り合いでもない私に、どのように入学までに準備していったかなど、丁寧に教えてもらいました。

その過程で、10年分の過去問の入手や、合格率(定員割れなど起こしているなど)を聞くことができたので、自分がどこの研修学校を受けるかなど作戦を練ることができました。

入学までに行った勉強時間

認定看護学校の勉強
私は9年目に研修学校に受験しています。

私が認定看護師を目指そうと考えて、行動し始めたのは6年目を過ぎたあたりでした。

当時から専門書を買ってはちょこちょこ勉強していましたが、実際本格的に勉強したのは過去問を入手できた受験までの1年間です。

当時は夜勤ありの病院で働きながら、夜勤バイトもしている状況でした。

ですので、平日は3時間程度、1日休みの日は8時間程度勉強していました。

ざっくり概算すると1,600時間ですが、“遊ぶ日”と決めて勉強しない日もあったので実際は年間で1,300時間だったと思います。

受験当日に抱く不安が少なくなるように、ある程度継続して勉強していました。

入学までに行った勉強方法

勉強方法
試験の内容は受験する学校にもよりますが、筆記(記述かマークシート)、小論文、面接です。

筆記試験に関して

勉強方法は同じ作業を繰り返して記憶に定着させようと考えていました。

ですので、入手できた過去問のみ行っていました。

“過去問を繰り返し解いて、間違った内容を参考書で確認する”を継続して行っていました。

参考書に関しては、皮膚・排泄ケアの領域で大きく3分野に分かれているで、参考書もそれぞれ1冊づつ購入して読んでいました。

購入した本の選定は認定看護師として資格取得されていた方々から教えてもらった情報をもとにしています。

“あれもこれも手をつける”のではなく、“一つの参考書を読み込む”ことで知識をつけていくようにしました。

初めは過去問を数年分行うのに8時間以上かかっていましたが、受験を迎える頃には2時間かからずに終わっていました。

小論文の対策に関して

一方で、試験には小論文もあったので、例題が記載されている看護用の参考書を買って読みながら、過去問の出題内容で5年分の小論文を書いてみました。

時間はあまりかけていなく、受験日の2カ月前から“筆記試験の勉強の合間”に行っていました。

面接対策に関して

面接の対策は、ほとんど時間はかけていません。理由は面接で聞かれる内容など具体的な情報がなかったためです。

行った内容としては、

  1. 認定看護師として問われれている定義や目的など、日本看護協会のホームページから情報収集したものを覚えた。
  2. YouTubeで面接の流れを確認した。

程度です。

受験日1ヶ月前くらいに行っています。

入学にかかる費用や在学中の生活費

認定看護学校の生活費
私は20代のうちに転職を繰り返しながら、個人で受験して資格取得しています。

このように認定看護師を目指した方は、あまりいないと思っています。

通常は、一つの組織で長年勤めつつながら経験を積み、組織から支援を受けて入学される方がほとんどではないでしょうか。

因みに、入学にかかる費用は学校によって多少違いますが、100万前後です。

また、在学期間はおよそ1年ですので、生活費を25万とすると300万です。

合わせて400万です。(実際の在学期間は少し短いのでもう少し下がると思いますが)

実際、他領域の認定看護師を目指す方も含め私以外、個人で入学した方はいませんでした。

お金のかかることですから、支援を受けた上で入学を目指されることをお勧めします。

医療機関で認定看護師や専門看護師など、さまざまな専門分野に特化した看護師が医療機関で働いていますね。

医療が高度になるにつれて、看護師である私達も専門性が問われる時代になってもう20年以上が経ちます。

スペシャリストとして活躍しやすい環境に

数年後のなりたい自分を思い浮かべる
専門領域に特化し、活動してきた先駆者や先人である方々の活躍によって、今では周囲への認知度も高くなりました。

私も含め、資格を取得されて現場で活躍されている方々にとっては活動しやすい環境になったように思います。

また、現在は地域への看護師の活躍を期待されて、特定行為研修も始まりました。

看護師として担えることが増えることは、専門職として素晴らしいことだと思いますし、そういったキャリアを目指す方が、今後よりいっそう増えてもらいたいとも願っています。