皆様は、毎晩ぐっすりと寝ることができているでしょうか?
日頃の疲れを取り、日々健康で美しくいるためには、睡眠の質をあげることが大切です。
睡眠が大切なのはわかっているけれども、実際に質の良い睡眠をとるための行動ができている方は少ないのではないかと思います。
今回の記事では、睡眠のメカニズム・質の良い睡眠をとるメリット・質の良い睡眠をとる方法についてご紹介していきます。
ご自身の眠りを見直していくことで、より健康的な美しさや様々なメリットを手に入れることができるのではないでしょうか?
睡眠のメカニズム
睡眠は、生命を維持するために必要不可欠なものです。
このような睡眠のメカニズムについてしっかりと理解し、自分の睡眠の質を上げていくために生かしていくことが非常に重要になります。
この記事を読んで「ただ寝る」だけではなく「しっかりと寝る」にシフトしていきましょう。
睡眠とは
睡眠は、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」の2つを繰り返しています。
個人差はありますが、このレム睡眠とノンレム睡眠を90分単位で4~5回繰り返しています。
・レム睡眠
レム睡眠では身体の疲労回復を行います。
脳は起きていて、体は眠っている状態です。脳は起きているため、目が動いたり(急速眼球運動(Rapid Eye Movement))、夢を見たりします。
レム睡眠の際に起床するとスッキリと起きることができます。
・ノンレム睡眠
ノンレム睡眠では、脳の疲労回復を行います。
脳が眠っている状態のことです。
入眠の直後にあらわれ、夢はほとんど見ず、体を支える筋肉は動いています。
居眠りなどのほとんどはノンレム睡眠だといわれており、ノンレム睡眠によって脳が急速するから短時間のお昼寝でスッキリとすることができます。
まとめると、
- ノンレム睡眠では体の疲労回復を行う。
- レム睡眠では脳の疲労回復を行う。
この睡眠のサイクルのバランスを整えて、身体だけではなく、脳の疲労回復も取れるようにするといいでしょう。
睡眠のサイクルを意識した睡眠の取り方
熟睡をして、体と脳の疲れをしっかりととるためには、睡眠のサイクルを味方につけた睡眠の取り方をすると良いです。
以下で詳しくご説明させていただきます。
まず、レム睡眠とノンレム睡眠の割合としては、睡眠時間の2割が「レム睡眠」(体の疲労回復)・8割が「ノンレム睡眠」(脳の疲労回復)になります。
それほど、私たちの身体は、脳の疲労の回復を必要としています。
入眠後すぐは、「ノンレム睡眠」その後に、「レム睡眠」が来ます。
この1サイクルを4~5回繰り返します。
その中で一番深い睡眠を取れるのは1セット目と2セット目になります。
そのため、入眠後すぐの睡眠の質を上げていくことがとても大切になってきます。
たくさん睡眠時間が取れないと言う方でも、寝入りばなの最初の3時間(180分)の質を上げていくことが非常に重要になってきます。
睡眠の質をあげるメリット
睡眠の質を上げることのメリットとして、疲れが取れるだけではない様々なメリットがあります。
睡眠の質を上げることで
▼成長ホルモンが分泌される
成長ホルモンとは、脳下垂体から分泌されるホルモンで、タンパク質の合成を促進ます。
体の成長や修復、疲労回復に重要な役割をします。
さらには、基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼されやすい体質になります。成長ホルモンは。寝始めの90分に分泌量が最大になります。
▼自律神経が整う
自律神経が整うことで、女性ホルモンや感情のバランスが整うのでダイエットがうまくいったり、お肌が綺麗になったりなどの嬉しい効果があります。
また、自律神経は日頃のストレスフルな生活によって乱れやすいので、睡眠の質を高めて自律神経を整えることをおすすめします。
このように、睡眠の質を上げることで、ただ朝の寝起きが良くなったり、疲れが取れたりするだけではなく、「健康的な美しさを手にいれる」ことのできるというメリットがあります。
質のよい睡眠をとるための方法
ここまで読んでいただいた方には良質な睡眠をとることが、私たちの体にとって必要不可欠だということがおわかりいただけたかと思います。
しかし、日常の忙しさを理由に良い睡眠とはほど遠いという方も多いのではないでしょうか?
そんな方に、今日から始めていただきたい良質な睡眠をとるために「やめること」と「やるとよいこと」をご提案させていただきます。
忙しい方向けに、簡単にできて効果が高いものを、ピックアップさせていただきます。
良質な睡眠のために“やめたいこと”
入眠1時間以内にスマホ・パソコン・テレビなどのブルーライトを発するものみること。
睡眠の前は副交換神経のスイッチをいれる必要があります。
そのため、交感神経が活発になりやすいスマホ・パソコンなどを触らないことを強くおすすめします。
良質な睡眠のために“やりたいこと”
眠る1~2時間前に40度のお風呂に浸かることです。
理由は、
・リラックス効果を得ることができる。
40度のお風呂にゆっくりと浸かることで副交感神経のスイッチが入りやすくなります。42度以上の熱めのお湯だと交感神経が働くので注意が必要です。
・身体の奥の体温を1時的にあげ、入眠しやすくできる。
お風呂で体内の深部温度をあげて、お風呂上がりに体内の深部温度が下がることで眠気を誘うことができます。
お風呂での効果的な過ごし方として、こちらの記事を参考にするのもオススメです。
この2つを行うことで、入眠後3時間の睡眠のゴールデンタイムの睡眠の質をあげることができます。
睡眠美活のまとめ
睡眠の質を上げ美活に繋げるためには、睡眠メカニズム(レム睡眠とノンレム睡眠)のバランスを整えることが大切になります。
また、睡眠のゴールデンタイムである寝入りの3時間のために、入眠前の準備が必要不可欠となってきます。
ぜひこの記事を参考にして、良質な睡眠を手に入れて、美容や健康を手に入れましょう。