皆さんは忙しい家事や仕事で時間に追われ、休む暇も無い毎日を過ごすうちに、何気ない出来事やささいなことで感情が爆発しそうになることはありませんか?
喜びや悲しみはもちろん、特に怒りをコントロールできないと、いろいろな所で良くない影響が出てしまいます。
その感情をコントロールしマネジメントすることができるようになる方法があるとしたら、是非実践してみたいと思いませんか?
この記事は、
- 感情のコントロール方法を知りたい
- 感情を行動エネルギーに上手く変換したい
- 感情の起伏が激しくなるようなストレスの多い職場環境にいる
という人におすすめの内容になっています。
感情マネジメントとは?
マネジメントとは“管理する”ことで、自分の心の動きや湧き出た感情を管理、抑制することを感情マネジメントと言います。
現代では社会人には必須なスキルと言われており、ストレスを受けやすい環境を生き抜くのに欠かせない要素とされています。
仕事の場面において、客先と商品開発について熱い意見交換があったとしたら、まず自分の熱意を抑えて相手の熱意を汲んであげなければ良い話し合いにはならないかもしれません。
また、自分の思い通りにならない悲しい出来事があっても、その悲しみに流されずゴールを目指して走り続けなければならない時もあるでしょう。
私も苦手な上司に怒られて最低な気分になりながらも、共に働く仲間に嫌な思いをさせてはならないと考え、心を落ち着けて接することがたくさんあります。
そのような人生のいろいろな場面で、感情マネジメントは必要とされるのです。
感情マネジメントができると起こる良いこと(メリット)
感情マネジメントが苦手な人は、自分に不利な状況になった時、不安や怒りといった感情に支配される傾向があり、周囲を巻き込んで嫌な環境を作りがちです。
しかし、感情を上手くマネジメントできる人には良い結果が訪れることが多いのです。
コミュニケーション相手と信頼関係を結びやすい
仕事などで他者と意見が食い違うことは良くあることです。
ですが食い違ったことで不機嫌になったり、思い通りにならないことで腹を立てるような人とは大事な仕事を一緒にできないと感じませんか?
意見交換でも冷静さを維持し、最高の結果を求めて真剣に考えてくれる人こそ信頼できる人だと感じると思います。
感情マネジメントができる人はこの冷静さを武器に、他者との深い信頼関係を築いていくのです。
海外の会議などはとても積極的で、端から見たら喧嘩しているようにすら見えるくらい白熱するのですが、最後にはお互い納得してより良い答えが出ることが多いです。
それはお互い感情を適度に抑えながらも、伝えるべきことははっきり伝えるという習慣が影響しているようで、感情を抑えて我慢しがちな日本人には見られにくい特徴ですよね。
周囲が安心できる環境を作れる
怒ることはダメな事と捉えられがちですが、決してそうでは無く場面とタイミングをしっかり考えて怒る事で、その人の必死さや真剣さを伝えることができるのです。
相手のことを考えている怒りだと伝われば、相手は“自分のことを考えてくれているのだ”と感じ、怒られても不満には思わなくなります。
こうして周囲への気遣いを見せることで、周囲も安心して頼ってくれるようになり、安心して行動できる環境を作ることができるのです。
柳のように怒らないけどやる気のない人と、真剣で周囲を叱ることもあるけど必ず結果を出す人を比べた時、皆さんがどちらの方について行きたいでしょうか?答えは明確な気がしますね。
以上のことから感情マネジメントはとても良い影響が出る、重要なことだとお分かりいただけたと思います。
この感情マネジメントが呼吸をするようにできるようになるには、どうすれば良いのか?
その方法についてご紹介します。
感情を上手くマネジメントするおすすめの方法
自分は短期な性格だから感情を抑えることができない、考えるより先に口が出るなんて人でも大丈夫です。
ポイントを意識して押さえておき、ここぞという時に思い出すようにしてみましょう。
誰でも簡単に感情マネジメントできるようになりますよ。
6秒耐える
突発的な出来事で感情が爆発し、反射的に怒ったり落ち込んだりして、後でもの凄く後悔することはありませんか?
しかし、急な怒りの感情は6秒我慢すると、その後どうでも良いと感じる感情に変わっていくと言われています。
ですので、嫌なことがあった時はまず6秒我慢してみましょう。
ではどうやってこの6秒を我慢するかということになりますが、これは人それぞれに向いている方法があると思います。
この方法を独自に考えるのも面白いかもしれませんよ。
ちなみに私の6秒我慢する方法は、“6秒間目を閉じる(視界をそらす)”です。
意外にどんな場面でも自然と使うことができますよ。
自分の怒りポイントを知る
大体の人が物事に対して“こうあるべきだ”という価値観を持っており、それに従わなかったり否定されると怒りや悲しみという感情が出てくると思います。
自分がどのような価値観を持っていて、どうされたら怒ったり、悲しんだりするのかをしっかり把握していると、いざその場面が来た時に自制することができます。
有名なハリウッド映画で「この腰抜け」と言われ「誰にも腰抜けなんて言わせない」と毎回キレる主人公がいますが、そのように明確なポイントがあると把握も簡単ですよね。
全てを受け入れる
発生した嫌なことにどう対処するか、どこが嫌なのかといろいろ判断せず、今何が起きたのかという状況把握を集中して行い、受け入れることが大事です。
そうすることで、散漫だった注意力を集めてより冷静に物事を進められるようになり、怒りや悲しみという感情を忘れて黙々と対応することができます。
以上の他にも感情をコントロールする方法がたくさんあると思いますが、自分にあった方法をいろいろ探してみましょう。
感情マネジメントを学ぶ
この記事を読んで感情マネジメントについて、ある程度の理解が深められたと思います。
更に理解を深めたい(感情マネジメントを学びたい)という方には、関連する講座や書籍もあるのでご紹介しておきますので参考にしてみてください。
▼感情マネジメントに関する資格講座
感情マネジメント総合資格取得講座
▼感情マネジメントに関する書籍
感情マネジメントのまとめ
人とコミュニケーションを通して、もっと分かり合えるようになる感情マネジメントについてお話しました。
- 感情マネジメントとは湧き出た感情を抑制し管理すること
- 怒ることは悪いことでは無く必要な感情
- 感情マネジメントできるようになるには日頃の習慣を少し変更すると良い
- 感情のコントロール方法はたくさんある
大切なのは怒りや悲しみと言った感情をコントロールすることで、闇雲に発散することではないのです。
感情マネジメントができれば、話し相手を尊重しながら会話を進めることができたり、その場の空気を敏感に察知して冷静に対応することもできるようになるはずです。
ついカッとなってしまう方や、急に落ち込んでしまったりする方は是非参考にして、ストレスの少ない生活を目指してみてはいかがでしょうか。