睡眠音楽って効果あるの?寝るときの良眠BGMについて

睡眠用音楽

寝つきが悪い、睡眠が浅くてすぐ起きてしまう、朝の目覚めが悪い、そんなことはありませんか。

寝る前のスマートフォンの使用やカフェインの摂取に気を付けても、寝られないなんてこともあるかもしれません。

そんな時、みなさんはどんな方法をとっているでしょうか。

睡眠導入の方法として、ホットミルクを飲んだり、アロマを焚いたり、症状がひどい人は睡眠薬を飲む人もいるでしょう。

この記事では、睡眠導入の方法の一つして挙げられる睡眠音楽について説明していきます。

睡眠の効果と重要性

睡眠時の音楽
睡眠音楽について触れる前に、まずは睡眠の効果や重要性を説明したいと思います。

我々日本人は働きすぎだとしばしばいわれますが、実際日本人の平均睡眠時間は年々減少傾向にあるようです。

朝から晩まで働いて、その上残業で睡眠時間まで削っているという方がかなりいらっしゃるのではないでしょうか。

時間を捻出するために、手軽に削れるのは睡眠時間なのかもしれません。

しかし、睡眠は気軽に削っていいようなものではなく、生きていくうえで非常に大事な効果をもたらしてくれるのです。

それでは、睡眠の効果についていくつか説明していきます。

身体や脳の疲労回復

身体の疲労回復が睡眠でとれることはいうまでもないでしょう。

ここで特に問題なのは脳の疲労回復です。

脳で消費するエネルギーは膨大で、脳の疲労回復には身体の疲労回復と比較して数倍もの睡眠が必要だといわれます。

脳の疲労がたまることは、パフォーマンス悪化に関係します。

睡眠不足による注意力の散漫は時には交通事故にも発展するため、非常に危険です。

病気の予防

睡眠中には、白血球や赤血球、リンパ液、成長ホルモンの生成が行われ、血行促進、免疫力の向上、心臓の休息が行われます。

成長ホルモンは体組織の再生、修復、代謝、脂肪の燃焼を担っており、寝ている間は心臓の負担が軽減するため、起きている間に負荷がかかっている身体を休ませます。

成長ホルモンは成長期の子供だけでなく、大人にとっても重要なものなのですね。

このような働きが体内で行われることで、結果的に病気の予防にもつながるわけです。

ストレス軽減

現代の日本人にとって常に課題としてあげられるストレスですが、これも睡眠と関係しているといわれています。

ストレスがたまってイライラしている人は、脳が疲れていて余裕がない状態ともいえます。

睡眠による脳の休息はストレスの軽減と関連しているのです。

睡眠不足によってストレスがたまってしまうと、不眠症などの睡眠障害を招き余計に睡眠をとりづらくなってしまったり、うつ病のような精神疾患にまで発展する場合があります。

記憶の定着

先ほど睡眠は脳の休息になると言いましたが、脳の休息中は記憶の整理が行われます。

一日の出来ごとや覚えたこと、学習したことなどを定着させていると考えられています。

一般的にノンレム睡眠(深い睡眠)とレム睡眠(浅い睡眠)が繰り返し起こり、その周期は約90分だといわれているため、夜は最低でも4時間半、昼寝は1時間半が理想であるそうです。

睡眠前の音楽

睡眠用音楽の効果
睡眠の重要性についてわかっていただけたのではないでしょうか。

それでは睡眠音楽について話していきましょう。

結論から申しますと、睡眠導入時に音楽を聴くことは、睡眠の質向上の点において有効であるといわれています。

睡眠の質が向上すれば、さきほど述べた睡眠による効果が一層得られるわけです。

しかしどんな曲でもいいわけではありません。

α波と呼ばれる、脳がリラックスしたときに発現する脳波を発生させやすい選曲が必要になります。

自然音を取り入れた音楽

脳波を発生させやすい音楽として川や波など水の音、鳥のせせらぎ、風で葉が揺れる音などの自然界から発せられる音を取り入れた音楽は、ヒーリング効果が高いといわれます。

こういった自然の音は1/fゆらぎと呼ばれる、完全な周期性をもつ人工的な音ではない、非常にわずかなゆらぎを含んでいます。

この1/fゆらぎが、人間にヒーリング効果を与えるそうです。

余談にはなりますが、1/fゆらぎを取り入れて、一定の風を出さずに微妙に風量が変化する扇風機なども販売されていますよ。

インストゥルメンタル(インスト)音楽

歌詞がない、インストゥルメンタル(合奏のみの音楽)の音楽のほうが、歌詞のある音楽よりも脳がリラックスモードに入りやすいようです。

普段は歌詞がある音楽でもよいですが、睡眠導入の際に聞く音楽はインストのものにしましょう。

オルゴール

オルゴールのリズム、音程、音色は自律神経が整い、リラックス効果をもたらすようです。

また、五感が活性化され、オルゴール療法専用オルゴールから出る“ひびき”は超低周波から超高周波(3.75~20万ヘルツ)のため直接脳の中枢に入り、代謝もよくなります。

参考:ホリスティックハウス 癒しん坊心粒(こつぶ)オルゴール療法(オルゴールセラピー)

睡眠音楽の例

最後に私がおすすめする睡眠音楽をご紹介いたします。

Youtubeには、紹介する音楽以外にも、たくさんの睡眠音楽を聴くことができます。

ご自身が気に入ったものを見つけてみてください。

また、アプリでも睡眠音楽を聴くことが出来るので、アプリを使用してもよいでしょう。

アプリの場合は、スリープタイマー等も使えるので、自然に音楽が止まるというメリットもあります。

睡眠音楽の効果まとめ

寝ているコアラ
本記事では、睡眠の効果・重要性について説明し、睡眠音楽がもたらす効果についてまとめました。

睡眠は人生の3分の1の時間を占めるとも言われます。

睡眠の質を高めることは、人生の質を高めることにつながるといっても過言ではないでしょう。

ぜひとも、ご自身の睡眠と今一度向き合ってほしいと思います。