マッサージ好きや健康オタクの方であれば肩甲骨はがしという言葉は一度くらい耳にしたことがあるのではないでしょうか?
実は、肩甲骨をはがすマッサージを受けなくても、立甲が出来るようになればいつでもどこでも自分で肩甲骨はがしをすることが出来るのです。
この記事では、立甲のやり方や練習方法、立甲が出来ることによるメリットなどを紹介していきます。
立甲とは?
運動科学者の高岡英夫氏が提唱した「肩甲骨が立った状態」のことを指します。
高岡英夫氏が著者の「肩甲骨が立てば、パフォーマンスは上がる!」の書籍では立甲は肩甲骨が背中から上方向に30度以上、理想は40度〜50度前後まで肩甲骨が立つ状態とのことです。
立甲が出来るようになるメリット
一番のメリットは立甲させることで肩甲骨と腕の角度が近い状態で体を使うことが出来、腕や肩などの上半身を使った動作のパフォーマンスを上げることが出来るメリットがあります。
そして、四肢同調性という理論で上半身の腕がうまく機能すれば下半身の脚もうまく機能するというメリットもあります。
また、立甲の状態は肩甲骨が肋骨から自由になるため、自由脊椎が安定し、体幹のブレも抑制されるそうです。
上記踏まえて、その他のメリットもまとめると
- 上半身を使った動作のパフォーマンスを上げる
- 体幹のブレも抑制される
- 肩甲骨の柔軟性(モビリティ)が上がる
- 肩こりの解消
ちなみに、体幹とインナーマッスルを混合している人が多いので、そうした方はこちらの記事を参考にしてみてください。
そして、上記のように上半身、下半身を上手に使うことが出来る為、体にかかる負担も軽減され怪我など故障を回避できるメリットもあるのです。
立甲のやり方
文字で説明するよりも、確実に動画で説明した方がわかりやすいので立甲のやり方に関する動画はたくさんありますが、一番わかりやすかった動画を紹介します。
ポイントは、
- 四つ這いの姿勢で行う(肩の真下に手をつく)
- 手幅と脇を閉めて前腕を回旋させる(肘を外側に開くイメージ)
- 小指側(尺骨)で支える
- 肩甲骨を寄せるのではなく押し出すイメージで行う
- すぐに肩甲骨を出すのが難しい場合は左右に揺れながら肩甲骨を出していくイメージ
- 肩甲骨に垂直に圧をかける
を意識して行ってみるようにしましょう。
立甲の練習方法
こちらも文字で説明するよりも、動画で説明した方がわかりやすいので、いろいろある立甲の練習方法で一番わかりやすかった動画を紹介します。
立甲のまとめ
マラソンランナーは立甲が出来た方が良いとよく聞きますが、マラソンランナーだけでなく野球選手やボクサー、フェンシングの選手などいわゆるアスリートであれば自身のパフォーマンスアップとして立甲が出来ることはアドバンテージになるかもしれません。
一般の方でも肩甲骨はがしはブームになっているのでこの記事を参考に立甲にチャレンジしてみてください。
※記事の内容は「立甲」に関するリサーチを参考に管理人の見解を加えて編集したものであり、成果や効果を断言するものではありません。