日本では、400万人もの人が何らかの精神疾患を抱えて生活をしています。(平成29年厚労省「患者調査」より)
厚生労働省は2011年7月に重点的に対策に取り組む疾病として「精神疾患」を加え五大疾病と発表したことも記憶に新しいでしょう。
昨今、自分自身の心の状態や悩みを抱える方のために問題解決をするメンタルヘルスケアに関わるスペシャリストになることを考える方が増えています。
当記事では、メンタルで悩みを抱える方や今後悩みを抱える方の問題をいち早く解決をしたいと思う方が役立つ民間資格から国家資格までの資格情報、取得方法、どのように資格を活かしていくのか、資格をとるための学校選びの情報を取り上げます。
メンタルの資格は何がある?
メンタルの資格についてお話をしていきます。
メンタルヘルスケアに関わる資格というカテゴリーを見ると、各団体、各協会様々な種類の資格があることがわかります。
一般的に知られているメンタルヘルスの専門家である精神科・心療内科の医者、臨床心理士、公認心理師の方も一つとなります。
国家資格と民間資格の分類分けで見てみましょう。
メンタルの資格(国家資格編)
メンタル資格の国家資格をご紹介します。
以下の4つがメンタルヘルスケアに関わる国家資格となります。
メンタルヘルスケア国家資格
▼精神科・心療内科の医者
大学医学部・医科大学6年間の課程を修了し、医師国家試験を通過、医師免許を有する者が研修・研鑽を重ね治療を行えるようになります。
専門医資格も併せ持つ方も増えてきています。
▼公認心理師
2018年度の施行により誕生したメンタルヘルスケアに関わる国家資格です。
4年制大学や実務経験などを履修・経験したもののうち公認心理師試験を通過、資格を登録した者が公認心理師と名乗れます。
詳細は厚生労働省「公認心理師」をご覧ください。
▼社会福祉士
身体上、精神上の障害、または環境上の理由によって日常生活に支障がある方の助言・指導を行い、福祉サービスや保険医療サービスの橋渡しを行う国家資格となります。
名称独占資格となり、社会福祉士の方以外でも業務はつくことができますが社会福祉士と名乗ることはできません。
詳細はジョブメドレー「2020年版社会福祉士」のコラムをご覧ください。
▼精神保健福祉士
精神に障害がある方の社会復帰の手助け、精神福祉領域の専門的知識、技術を持つスペシャリストです。
ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)と呼ばれます。
詳細はジョブメドレー「2020年版精神保健福祉士」のコラムをご覧ください。
メンタルの資格(民間資格編)
メンタル資格の国家資格をご紹介します。
メンタルヘルスケアに関わる民間資格は数多くあり、主だったものを紹介します。
メンタルヘルスケア民間資格
- 臨床心理士
- JADP認定メンタル心理カウンセラー
- 上級心理カウンセラー
- 行動心理士
- メンタルヘルス・マネジメント検定(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ種)
- ケアストレスカウンセラー
- 産業カウンセラー
- ストレスチェックコンサルタント
- NLPプラクティショナー
などです。
民間の資格とはいえ侮ってはいけません。
他資格と合わせて取得することでさらに資格を生かした就職やメンタルヘルス関連の講師としても登壇できる可能性があります。
メンタルの資格をどう活かす?
メンタルヘルスケアの資格はどのように生かしていけば良いでしょうか?
以下の2点が資格を生かせる方法と考えます。
メンタルヘルスケア資格取得のメリット
- 企業への就職ができる
- 研修など講師として指導する
1つ目は企業へ就職ができる可能性が高まります。
今多くの企業がメンタルヘルスの問題解決に対し、積極的な行動に移そうとしています。資格における深い知識を企業内で生かし、悩みをもつ多くの人材へ解決のアプローチを促すことができそうです。
2つ目は研修講師として指導する機会が増えます。
先述したとおり多くの方がメンタルヘルスケアに対し関心を持ち、悩みをもたれています。
例えば、人事研修の一環として幅広い知識でメンタルで悩む方への支えとなることも期待できます。
個人に対して問題解決を行うか、団体に対してメンタルヘルスの啓蒙活動を行うか社内外から関わりを持ち活躍できることでしょう。
民間資格と国家資格はどちらがいいの?
ここまで聞くと民間資格と国家資格どちらが良いか悩まれる方も多くいらっしゃると思います。
良し悪しは希望する活躍の場に応じて考えなければなりませんが、国家資格はどの場でも活躍できる資格と言えるでしょう。
国が認める資格というアドバンテージは日本にいる限り大きな力を持ちます。
資格を取るため勉強する時間を多く必要としますが、より活躍の場に近づくことができるでしょう。
各団体の中でのメンタルヘルスケアの実情
では、会社の中でメンタルヘルスケア対策はどこまで浸透しているのでしょうか?
会社が大きくなればなるほど雇われている人も多くなり、メンタルで悩む方も自然と多くなります。
悩まれている方の多くは、
「相談したいけど今後会社の中でいづらくなるのはいやだ」
「私の悩みはたいしたことがないだろうから、こんなことで話すのも申し訳ない」
という声も聞こえてきます。
しかし、相談しないということは大きな間違いです。
所属団体が雇用者の健康を守れない責任もありますが、一人一人の悩みは当然解決されるべき問題と言えます。
もし所属する団体がメンタルヘルスケアに対しての取り組みが遅く、進んでいないようであれば当記事でご紹介するように資格を取得し自分で悩みを解決することも視野に入れ勉強することをおすすめします。
しかし万が一勉強する気力が今はない方や心が疲弊しどうしようもない方は、一度今いる場から離れ心を休めることも必要かもしれません。
心理・メンタルの資格が取れる学校の紹介
最後に、メンタルヘルスケア関連の詩買う勉強ができる学校を紹介します。
JADP(一般財団法人日本能力開発推進協会)も認定するカウンセリングの資格取得が可能です。
大学・大学院の心理学部6年間で学ぶカリキュラムから必要な勉強を厳選した「メンタル総合心理」ダブル取得講座(JADP認定メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラー)も人気です。
いまなら10%OFFキャンペーンもありますのでお早めの登録をお勧めします。
(2020年8月7日 13:59まで)
受講生満足度が98%と高い人気を誇るヒューマンアカデミー。
米国NLP協会認定の「NLPプラクティショナー」やメンタルヘルス・マネジメント検定に対応した「コミュニケーションメンター育成コース」など幅広い資格に対応しています。
北海道から沖縄まで校舎があり無料体験セミナーも実施中、お母さんと学生のみですが受講料5%割引キャンペーンもありますのでぜひ資料請求してみましょう。(2020年8月1日現在)
一級建築士事務所 諒設計を母体に建築模型、インテリア、空間デザインなどから時代に合わせたニーズの資格を取得できる通信教育スクールです。
受講申し込み20,000人以上の実績を持っています。
日本アロマメディカル心理セラピー協会「メンタル心理ヘルスカウンセラー」、日本インストラクター技術協会「メンタル心理インストラクター」などの資格対策が可能です。
卒業課題をクリアすると試験免除で資格も取得可能ですのですぐにでも資格が欲しいという方は一度チャレンジしてみても良いかもしれません。
メンタル資格のまとめ
仕事、家庭、友人関係など人には様々な悩みが存在します。
人によってはメンタルが弱いのは「根性が足りない」という方もいるかもしれません。
しかし人は時に脆く、心が砕けてしまうことがある生き物と言えます。
どのように心のあり方を学び、心を鍛えるか、知識を学ぶことやスキルを高めていくことが今の時代には必要なのです。
私もメンタルが強くないと思い、メンタリストDaiGoさんのアプリ「Dラボ」に登録し、日々どのように自身の弱い心の部分と向き合えば生活がより良くできるか研究しています。
Dラボは月500円の会員登録で動画が見ていけるので資格だけでなく、心の在り方をどうしていけば良いかという方は参考にしてみてください。
少しでも当記事をお読みになり心理学を学びながら自身の心の在り方を見つけていかれると嬉しく思います。